吉島学区社会福祉協議会会長あいさつ

会長 篠原紀喜
吉島学区社会福祉協議会
会長 篠原紀喜

 地域のまちづくりへの取り組課題が今、数多くみられます。自分たちの街は自分たちで、と言う事から私達が楽しく生きていくには、人それぞれに知恵をだし、また汗をだす時代に添った生き方、行動がとわれようとしています。

 吉島のまちづくりの構想である「誰もが安心して豊かに暮らせる支え合うまちづくり」を推進し、住民の連携と協力のもと健康でさらに住みよいまちづくりに向けて邁進していく所存です。
 私が受けた研修会での学びから福祉とは何か、定義などはありません。とりあえず福祉とは貴方に出来る人助けと言うことではないでしょうか。

 人が生まれてから死ぬまで約80年とすると、そのうちの最初の約20年は、親や他の人たちの手助けで生きているのです。本当に一人で自立し

ていけるのは、それから40~50年です、65歳を過ぎるころから今度は家族や地域などから助けられているのです。そう考えると 一人で自立できるのは人生の約半分しかなく、残りの半分が周りの人たちに何らかの形で助けてもらっているのです。

 その恩に報いるために、人を思うボランティアができる貴方、それがまさに福祉です。まず自分に何ができるかを考え、そして何より貴方の出来る範囲で実行することこそ最も大切なことです。
 人が生まれ、育ち、老いていく過程で他人の手助けを必要としている訳ですから、自分の可能な時には、援助の手をさしのべることが社会的義務でありまた、自らを助ける手段でもあると認識すべきです。
 そうした難しい工夫によって知恵を出し合い、それを町で話し合う、そうした姿勢こそ、これからの福祉に携わる人たちの理念として認識しておきたいと思います。